2016年7月28日木曜日

エリッコカール、始動の舞台裏2

前回からの続き)

どんな絵本にするか、
どんなストーリーにするか、
どんなワークショップにするか、、
相談を重ねているうちに、
絵が得意じゃなくても、誰でも素敵に仕上げられるにはどうしたらいいだろう?という課題が出てきました。
(何を隠そう、私自身が絵がとっても苦手なんです…^_^;)
絵を描くんじゃなくて、エリックカールさんみたいに
コラージュで絵を作っていったら素敵じゃないか!?

で、試しにやってみると、
絵が描けない私のような人でも、
ハサミでカタチを切る
紙の上にとりあえずレイアウトしてみる
糊をつけるまでは何度でも調整できる(ここがミソだと思います!!)
1番しっくりきたところで、初めて糊で貼って完成させる
その、納得がいくまでじっくり取り組める工程こそが、コラージュ技法の最大のメリットだな、と気がつきました。

絵だと筆跡がそのまま「絵」になってしまって、
1発勝負なところがあるから、
私のように絵心がないと、
絶妙なところに絶妙な筆跡が残せず、
ビミョーな絵になってしまうのですが、(こう考えると、思いのままに絵が描けちゃう人って、絵を思い描く"センス"と、そのイメージを思い通りに"手"に出力する技術を併せ持っていて、しかもそれを同時に出力するってことだから、本当にすごい!)
コラージュなら、
貼り付けるまで何度もなんども調整できるので、
私のように、絵を描くのが苦手な人
(出力の技術がない人)でも、納得のいく絵が作りやすいのです。

それに!
いろんな色や柄やテクスチャが、
絵をとってもおしゃれに格上げしてくれる!!!
これは描いた絵では表現できない独特な"味"です。


出来上がった絵は、それだけで
額に入れて飾りたくなっちゃうくらい
味わい深い作品に!!

そっか、
いきなり絵本に挑戦せず、
まずはコラージュで絵を作る練習をして、
それから絵本に挑戦する、段階を経たワークショップにしてみようか!
ということに企画の着地点が見えてきました。

それで、
たっくさーーんの色紙から
自由に色柄を選べるように、
色紙作りのワークショップをして、
色紙作りに参加してくれた人には、
それを使った絵や絵本のワークショップで参加費を還元できるような仕組みにしたら、
一連の企画としてうまくいくんじゃないか、
というところに辿り着きました。

えりこちゃんと
あーでもない、こーでもない、
それいいね!めっちゃいい!!
となんどもなんども相談したその過程こそ、
私にとっては宝物のような楽しい楽しい時間でした。

そうして練り上げた企画を、
実際にキックオフしてみると、、、
大好評!!!
色紙作り、絵画作りともに
リピート参加してくださる人まで出て、、


本当に嬉しいです!!!